2022/11/06 20:52

慣行栽培では害虫防除は欠かせませんが、私は農薬を使用せず草刈りで予防することにしています。
稲穂が出る前の時期を見極め、最適な時期に田んぼの周囲の草刈りをすることで害虫の住処となる草が無くなり、稲穂を食害する虫が集まるのを防いでいます。
草刈りは、害虫の密集を予防する効果だけですので、完全に食害を無くすことはできません。多少の食害は、虫が味見してくれていると思うことにしています。
害虫以外にも、様々な昆虫や小動物がいて賑やかな田んぼです。
苗の成長に合わせて田んぼの水位を高くしていくとヤゴやオタマジャクシが泳ぎ回り始め、やがて稲が膝の高さを超える頃、ヤゴはトンボになりオタマジャクシはカエルに成長しています。
暑さが厳しい最中の草刈りは大変ですが、稲の成長だけでなくトンボやカエルの成長も共に見守ることができ、稲の兄弟のように感じることができ、田んぼの見回りの楽しみです。